内容説明
「バーチャルリアリティ映画制作」は、ストーリー、ドキュメンタリー、ライブイベントなど、映像制作におけるVRの活用に関する包括的な入門書です。映画制作者であり先進テクノロジーの専門家であるCeline Tricartによって執筆された本書は、エキサイティングな新たなメディアを用いた、クリエイティブな映像制作の実践的な知識や手法を網羅しています。
目次
イントロダクションと用語の定義
1 理論とテクノロジーの基礎(VRの歴史Eric Kurland著;実写VR撮影とポストプロダクション;ゲームエンジンとインタラクティブVR;VRヘッドセットとヒューマンインタフェース)
2 バーチャルリアリティによるストーリーテリング(新たな芸術表現としてのVR;ストーリーテリングのツールとしてのVR;VR映画制作のワークフロー)
著者等紹介
Tricart,Celine[TRICART,CELINE] [Tricart,Celine]
映画製作者であり、サンダンス映画祭で数々の賞を受賞したLucid Dreams Productionsの創設者。イラクでISISと戦うヤジディ教徒の女性のドキュメンタリー「The Sun Ladies VR(2018年)」の製作/監督。これまでに、3D映画の制作テクニックとベストプラクティスに関する書籍を出版している
河合隆史[カワイタカシ]
早稲田大学理工学術院基幹理工学部表現工学科教授。博士(人間科学)、認定人間工学専門家。人間工学を専門として、3DやVR、クロスモーダルなど、人間と先進映像システムのインタラクションに関する研究に従事。生体計測を中心とした評価研究に加え、その知見や手法を活用したコンテンツ制作やシステム設計などにも取り組んでいる。社会活動として、先進映像協会日本部会長、Stereosopic Displays and Applications(SD&A:3Dとその応用に関する国際会議)Conference Chair、International Ergonomics Association(IEA:国際人間工学連合)Executive Committeeなど
伴地芳啓[バンチヨシヒロ]
早稲田大学理工学術院基幹理工学部表現工学科助手。2018年、早稲田大学大学院基幹理工学研究科修士課程修了。同年より同学部助手および同研究科博士後期課程に在籍。河合隆史研究室において、ヘッドセットを用いたVR体験に関する人間工学研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。