内容説明
ドラマツルギー、キャラクター・メカ造形、世界観から、お色気、腐女子、脱力ポイントほか、重箱の隅々まで。硬軟あらゆる切り口から徹底的に語り尽くす、『反逆のルルーシュ』『R2』全50話の徹底批評集!2000年代後半を席巻したアニメ『コードギアス』は、なぜ凄かったのか?気鋭の論客たちが考察する、オトナのための本格評論と夢の特別対談。
目次
オリジナルフォトメモリアル ふたつの記憶―生徒会アルバムのゼロとルルーシュ
1 オールステージ&ターンクリティーク(1ST;R2)
2 『コードギアス』が映した時代(特別対談 大河内一楼×竜騎士07―新世代のストーリーテリングとは何か?;評論 『コードギアス』のハイブリッド性―日本型テレビアニメ表現の到達した地点;評論 「反逆」の現在―新しい“カウンターカルチャー”の登場;評論 ピカレスク物語の系譜とルルーシュ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
袖崎いたる
3
コードギアスシリーズの総括。…劇場版は除いて。宮台真司も登場する。ゼロ年代を代表するアニメとして語られているので、それにちなんだ論客もちらほら。竜騎士07も対談相手にいる。2022/05/17
はすのこ
3
ファンアイテムとしては上出来ではないだろうか。宮台真司と谷口監督との対談とか面白いし...2017/03/08
yukino
1
正直なところ全話解説とかいらないというか評論分が少なすぎるというか、まあ、高い。この本が出たこと自体に意味があると思うので、買って後悔はしていないものの。
遥
0
忌憚なしに。何故評論させるのか。何故魅力を自ら壊すべく身を放つのだ。斜に構えることを余儀なくされた精神に受容されるよう企画されたものを何故今更糾弾の対象へと移ろわせる?俯瞰すれば総体に罪はなく理念の根幹は揺るぎない。だが期待を破ろうものなら質量と共に瓦解する信頼に代わり辛辣な睥睨が贈られるだろう。エスプリの否定ではない。注意したいのはその者の資本主義的回路だ。自らの言動による影響について理解の上での行動なら出る幕は与えるべきではない、それすら不可なら軽蔑のみ。折角の宝石が曇るとは、玉石混淆とはこのことか。2009/12/14