内容説明
エコにひとつの答えはないけれど、サステイナブルな選択肢はきっとたくさんある。本当にエコな家ってなんだろう『ゼロ・ウェイスト・ホーム』『プラスチック・フリー生活』翻訳者・服部雄一郎、麻子夫妻による“100年住み継がれる家づくり”の記録。
目次
1章 家づくりについて考える(サステイナブルな家とは?;こんな家に住みたい ほか)
2章 暮らしをイメージする(100年を目指す家;イメージにとらわれない ほか)
3章 間取りとデザインを具体化する(敷地と間取り;食まわり ほか)
4章 工夫を取り入れる(よりサステイナブルに;エネルギー効率 ほか)
5章 番外編:小屋という世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sakie
15
家を建てる行為には、金銭面の制限と庶民的願望と環境負荷との板挟みで悩むプロセスがつきものだろう。環境に負荷をかけずに生きられない人間としては、設計士さんの一言が慰めではある。『自分のためだけでなく、次の住まい手のことまで考えて、日本に良質な家をひとつ増やしましょう』。自分の納得がゆく選択を重ねた先に、晴れやかな生活が待っている。現実に考えうる範囲で、自分たちの性格も考慮して、環境に掛ける負荷をできるだけ下げた家だと思う。分譲地を買い、ハウスメーカーの設定した枠の中で選択を重ねるのとは全然違うのだろうな。2023/02/16
読書ノオト
2
ぼんやりと家のことを考える今日この頃。手に取ったこの本はすごかった!衝撃で帰りの電車1時間半で読了。「家づくりはプロセス」という言葉のもと、どうしたら脱プラでサステナブルな家づくりができるか。それを苦行とするのではなく、暮らしを見直し、整える契機として迎える。そのプロセスの中では「当たり前」と思っているもの(水洗トイレや石膏ボード)が問い直されて、でもそれは糾弾や我慢ではなくて、本当に自分たちがしたい生き方とその「場」としての家という文脈で再考される。こんな家づくりがしてみたい。ワクワクが止まらぬ読後感。2023/03/29
kaz
1
シンプルでエコ、かつおしゃれだとは思うが、メンテナンスはたいへんかもと、つい心配してしまう。図書館の内容紹介は『本当にエコな家ってなんだろう? 翻訳者・服部雄一郎、麻子夫妻が挑んだ“100年住み継がれる家づくり”のプロセスを、できたこと、できなかったことを含めて綴る』。 2023/02/16
ササーキー
1
こういう小さなチャレンジが大事だ。2022/10/22
cloud9
1
なぜだか対談形式の文章を読むのが苦手だわ。この本ではごく一部ですけども。2022/08/19