内容説明
社会運動と精神世界を架橋する、時代を超えて読み継がれる元気本。
目次
第1章 何かがおかしい
第2章 殻をかぶった私
第3章 「気づき」がやってくるとき
第4章 開かれた私
第5章 殻をかぶった集団
第6章 私と地球の病気を癒す
第7章 いまネットワークが動きだす
著者等紹介
上田紀行[ウエダノリユキ]
1958年生まれ。文化人類学者、医学博士。東京工業大学教授・副学長。元リベラルアーツ研究教育院長。1986年よりスリランカで「悪魔祓い」のフィールドワークを行い、その後「癒し」の観点を日本でいち早く提示するなど、現代社会への提言を続けている。日本仏教再生に向けての運動にも取り組み、ダライ・ラマ14世との対談書も出版。東工大学内においては、学生による授業評価が全学1200人の教員中1位となり、2004年に「東工大教育賞・最優秀賞」(ベスト・ティーチャー・アワード)を学長より、授与された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
39
人も世界(状況・環境)も変わる部分と、変わらない部分があることを考えた。普遍的なこと。殻を被った存在というのが、ナルホドと思う。外部からの見え方を、どう、どの程度考えるのか。自分で気づくか、気づかないか。見え方は違っても、あるいは、手が届かなくても、今、やっていること・やろうと思うことが、実は、繋がっている可能性があるということ。それが、ネットワークの言葉に表れている。2024/10/20
miroir
1
30年以上前に書かれた本とは感じさせない程に、今に通づるものがあった。それだけに問題は30年前と何ら変わらないのかと、がっかりする感覚もあったが、一方で急速に変わりつつある部分もあるように感じた。2024/05/01
Hikari Sakai
1
★★★人との違いに価値を感じる感覚を辞める。目的への疎外という時間の先延ばしをやめて今を楽しむ。おじいちゃんと呼ばれて傷つく人もいるので、ちゃんと名前で呼ぶ。など、1989年に書かれた本だけど今にも通じる内容で、30年以上経っても本質は同じだなと痛感。2023/07/17
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