内容説明
マリメッコのデザイナーSANNA ANNUKKA×クリスマスの物語。
著者等紹介
ホフマン,エルンスト・テオドール・アマデウス[ホフマン,エルンストテオドールアマデウス]
作家、作曲家、画家、法律家。1776年プロイセン領ケーニヒスベルク(現在のロシア・カリーニングラード)生まれ。法律家の家に生まれ、裁判官となる。その傍らで、詩や作曲、絵画を創作し、1808年に現在のドイツ・バンベルク劇場の指揮者となった。その後、再び裁判官となり、大審院判事に就任するも、小説の執筆や作曲もつづけ、1816年、40歳の時に『くるみ割り人形』を上梓。1822年、44歳の時に結核による感染症で亡くなった
アンヌッカ,サンナ[アンヌッカ,サンナ] [Annukka,Sanna]
1983年イギリス・ブライトン生まれ。ブライトン大学で絵を学び、ブライトンを拠点にしたテキスタイルデザイナー、イラストレーター。フィンランドのファッションブランドMarimekkoのデザイナーとしても活躍
小宮由[コミヤユウ]
翻訳家。1974年東京生まれ。幼少期を熊本で過ごし、大学卒業後、児童書版元に入社。その後留学を経て、児童書の翻訳に従事。2004年より、東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。祖父はトルストイ文学の翻訳家・北御門二郎(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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れみ
76
お父さんからもらったクリスマスプレゼントのくるみ割り人形をとても気に入ったマリー。しかし兄のフリッツに壊されてしまい、その夜マリーはとても不思議な体験をする…というお話。バレエ作品としての「くるみ割り人形」でのあらすじはなんとなく知っていたけど、それよりもだいぶ複雑で、前後のお話が付け足されているなあという印象。それと…ラストがハッピーエンドではあるものの、なんとなくモヤっとするというか…。その前段階で、マリーが「小さな夢見がちやさん」と呼ばれるようになっているところも気になる。2019/12/28
吉田あや
68
マリメッコのデザイナー、サンナ・アンヌッカの美しい挿画が楽しく彩る、くるみ割りの世界。布貼りに金の箔押しと、豪華で丁寧な造りの上製本に読む前から魅了されてしまう。かと言って物語の部分を端折ったオシャレ絵本的な本ではなく、流れるような読みやすい新訳でしっかりとお話も収録されているのも嬉しい。洗練され余分を削ぎ落した記号的デザインのようなイラストの美しさや配色も素晴らしく、絵としてもこれから沢山眺めて楽しんでいきたい。2018/12/26
アキ
42
クリスマスに合わせて読んでみました。プレゼントに最適。お話も夢と現実を行き来するようなマリーとくるみ割り人形の結構血なまぐさいけど最後はハッピーエンドなストーリー。現在公開中のディズニー映画は見てないけど、アノニマ・スタジオの本はやっぱり装丁と挿絵が美しい。チャイコフスキーのくるみ割り人形の曲は有名ですがこのお話は知りませんでした。くるみ割り人形はドイツではメジャーなんでしょうか?ちらっと調べたところ結構いかめしい顔をしてますよね。2018/12/25
コニコ@共楽
29
アノニマ・スタジオの絵本シリーズ、第3弾『くるみ割り人形』も読んでみました。バレエでのあらすじは、かじっていましたが、原作知らずでした。すっかりクララが主役だと思っていましたが、マリーという女の子がヒロインだったのですね。ネズミの怨念の強さ、ドロッセルマイヤーおじさんとその甥っ子との関係の複雑さなど、興味深く読みました。最後のお菓子の国の描写がたまりません。レモネード川、はちみつ川、砂糖菓子の家、どれもほっぺが落ちそうです。はたして、この世界はマリーの夢かうつつか、クリスマスには、夢もうつつになるのかも。2021/12/01
ココロココ
23
クリスマスイブということで、映画は観ていないが、原作を読んでみた。少し怖いようなお話ではあるが、ロマンチックなお話でもある。映画はどんなのか気になる。2018/12/24