著者等紹介
レトリア,ジョゼ・ジョルジェ[レトリア,ジョゼジョルジェ] [Letria,Jose Jorge]
1951年ポルトガルのカスカイス生まれ。詩人。1970年よりジャーナリストとして多数の新聞雑誌で執筆をしはじめ、同時にテレビやラジオの脚本家、児童文学作家としても活躍。国内外で数多くの文学賞を受賞している
レトリア,アンドレ[レトリア,アンドレ] [Letria,Andre]
1973年ポルトガルのリスボン生まれ。イラストレーター。ウィットに富んだデザイン性の高い作品は定評があり、ポルトガルイラストレーション賞をはじめ、国内外の賞を多数受賞。2010年に出版社Pato L´ogicoを創業し、絵本やグラフィックノベルを刊行している
宇野和美[ウノカズミ]
大阪府生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒業。児童書を中心に、翻訳に携わる。スペイン語の子どもの本専門店ミランフ洋書店も営む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
203
「戦争は、」でも有名なポルトガルの作家さんの一冊。景色の中に本が溶け込んでいく芸術的な絵本。もしぼくが本だったら、そこから想像をふくらまして詩のように話は進む。私が本だったらどう感じるのだろう。手にしてくれて、最後まで読んでくれてありがとう、そう思うだろう。偶然の出合いを大いに喜ぶだろう。生涯の親友に選んでくれたらいいな、そうも思うだろう。表紙を見ただけでほほえみが生まれる、そうあってほしいと願うだろう。本は鳥のように自由に空を漂っている。求めている誰かの手元に舞い降りて、そこでほころぶことを望んでいる。2025/01/04
青乃108号
140
ちょっと想像したのと違ったな。本について、こうありたい、ああありたいと色々語られているが文も絵も全部が想定の範囲内で、もっと想像を超えるイマジネーションが欲しかった。なるほど確かに世の中は、くだらない本や読まない方がよいような悪書で溢れかえってはいるけれど、でも本って本来こんな良いものなんですよ。諦めないで見つけて下さいってメッセージを伝えたかったかと思ったり。【人生を変えた本】にはまだ一冊しか出会っていないが、これからも諦めずにその本を探していこう。2022/09/10
シナモン
136
再読。「もしぼくが本だったら…ぼくのことを友だちとよぶ人に夜がふけるまで読まれたい」「もしぼくが本だったら…流行や義務で読まれるのはごめんだ」何度読んでも心に沁みる。ちょっとくすんだ印象の色合いも素敵な絵本です。2022/05/17
けんとまん1007
130
もしぼくが本だったら・・・自分だったら・・と、ふと考えた。行間を感じとってもらえるように、ゆっくりをページを進めるかなと。本は、時々、読む手を止めたり、読み返したりしながら、感じ取り深めていくものだと思う。それにしても、本という存在は、素晴らしいものだと再認識。それも、電子ではなく、あくまで手に取ることで、意味合いが深まる。2018/05/14
紫綺
103
もしぼくが本だったら、酒を嗜みながらイイ気持ちになれる本になりたい。版画風の絵と文字、詩が心地よい。本はどんなものにだってなれる‼️2019/01/12
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- 洋書
- Sugar Blues




