サヴィニャックポスターＡ‐Ｚ

サヴィニャック，レイモン【著】〈Ｓａｖｉｇｎａｃ，Ｒａｙｍｏｎｄ〉/小柳 帝【日本語版監修】

アノニマ・スタジオ（2007/11発売）

• サイズ B5判／ページ数 111p／高さ 26cm
• 商品コード 9784877586577
• NDC分類 727.6
• Cコード C0071

内容説明

いまもなお人びとの心を魅了する、２０世紀を代表するフランスのポスター作家レイモン・サヴィニャックのエッセンスが凝縮された一冊。

目次

サヴィニャックＡ‐Ｚ
ポスター作家としてのサヴィニャック
サヴィニャックのポスター作品
サヴィニャックとの約束
作品リスト

著者等紹介

サヴィニャック，レイモン［サヴィニャック，レイモン］［Ｓａｖｉｇｎａｃ，Ｒａｙｍｏｎｄ］
１９０７年、フランス・パリ生まれ。アールデコの巨匠・Ａ．Ｍ．カッサンドルに師事し、ポスター制作をスタート。４９年『フランスのポスター展』にて、はじめて『牛乳石鹸モンサヴォン』の原画を発表。それがモンサヴォンのオーナーであるウージェーヌ・シュレールの目に留まり広告に採用、一躍有名なポスター作家となる。その後ビックや、チンザノ、ペリエ等多数の広告ポスターを手がけ、数々の賞を受ける。７９年にパリを離れ、ノルマンディーの保養地トゥルヴィルに移住。２００２年１０月３０日に永眠

小柳帝［コヤナギミカド］
１９６３年、福岡県大牟田市生まれ。東京大学教養学部教養学科卒、東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。現在はライター、編集者、翻訳者として活躍する一方、フランス語教室「ＲＯＶＡ」を主宰（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Aya]

【図書館】ユーモアを交えつつ、見た人に的確に情報を伝達する、20世紀を代表するポスター作家・サヴィニャックの作品集。作品も充分楽しめるが、A～Zまでポスター制作におけるコツも勉強になる。写真とタイポグラフィ主体に時代が移り変わり、彼の活躍の場は減っていったが、手描きでメッセージ性の強いポスターはせかせかしている現代でもつい目に止めてしまうくらいインパクトがあるのではないだろうか。私のお気に入りは77ページのAir Franceの国旗模様のキリンのポスターと79ページの裸の男の子とボタンのポスター。

2015/01/23

[Bibibi]

1902年生まれのサヴィニャックの作品集。さすが自分に厳しいポスターデザイナーだけあります。日本のCMでも使われました。単なるラブリーじゃないとこが巨匠のスゴさ。シンプルなのに記憶に残る絵ばかり。

2008/07/17

[酢]

久しぶりに開いた。サヴィニャックの絵はオシャレで可愛くてユーモラス。つまり最高！掲載のAtoZはポスター作家としての矜持と含蓄が満ちていてこれも読み応えある。個人的お気に入りはブレッソンの映画ポスター。そんな仕事までしてたんだ、と笑ってしまう。裾野の広さと、どんな題材でも強固なスタイルの中で健康明瞭な一枚絵に昇華できちゃう柔軟さは、日本で言うと和田誠っぽいかもなーとか。

2022/11/08

[影法師]

７１頁右上のポスターがお気に入り。

2009/10/29

[葛]

著者：レイモン・サヴィニャック　訳者・日本語版監修：小柳帝　2007年11月24日初版第1刷発行 日本語版デザイン：茂木隆行　撮影協力：木屋ギャラリー、スパーダ　編集協力：上條桂子　製版設計：金子雅一(凸版印刷) 印刷：藤井崇宏(凸版印刷) 用紙：奥秋真一(朝日紙業) 発行人：前田哲次　編集人：丹治史彦　発行所：アノニマ・スタジオ　発売元：KTC中央出版　印刷・製本：凸版印刷株式会社 ポスター作家としてのサヴィニャック　文：アラン・ヴェイユ

2019/12/07