覆面雑談 あのひとと語った素敵な日本語

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  • サイズ A5判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784877585013
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0095

内容説明

日本語を切り口にしたカジュアルな会話から、やがて滲み出すしずかな、人生の哀しみ。そして愉しみ。年齢も性もことなる二人が、食い違いあい、あるいは共感する。あらゆる人に開かれている、「立ち止まって考えてみる」ための「ことば」。目次を開いてみて下さい。あなたの心の眼に飛び込んでくるのは、どの言葉。

目次

1日目 早起きなイメルダは二の足を踏まない。(虫養い;早起き ほか)
2日目 何を見るにも目を逸らさず、虎穴に入って乾坤一擲。(高級;差別 ほか)
3日目 月夜烏に興味はない。私は朝陽の好きな女なの。(吝かでない;悪しからず ほか)
4日目 陳ねこびたその子は言う。「自分を見ると、他人は見えるの」(結婚;親戚 ほか)
5日目 人生相談(詮無い;毒喰わば皿まで ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぼっくん

3
とても魅力的なYさん! 捨てる強さ。除夜の鐘と共に煩悩を捨てされれば。。。 1000冊目の登録、この本で良かった。 来年から言葉・文字を大切にする決意を込めて本年読了。 明日から読み貯めた感想を一気に。2020/12/31

砂糖

2
10年近く前に購入して、つまみ食いのように時々読み返す本。言葉について、生き方について、その時その時で引っかかるところが違うのが面白い。「あのひと」が「あの人」の奥様とは、読メのレビューではじめて知って驚きました。2015/07/19

Satoko Muta

2
匿名の「Yさん」が村上春樹の奥様といううわさをきいて即、図書館へ駆けていった。そう思って読むとひじょうにおもしろい一冊。2015/05/15

あっちゃん

2
「あのひと」は超有名な小説家の奥さんだ、という書き込みをこちらで見て興味を持ちました。小説家本人のエッセイからどんな奥さんなのか多少は読み取れていましたが、思っていた以上に主張のはっきりした女性だなぁと感じました。たぶん友達にはなれないけど、あの小説家と暮らしている奥さんならこれぐらいじゃないと務まらないのかも。奥さんから見た夫像はなかなか新鮮で、ファンにはかなりうれしいです。タイトルの「素敵な日本語」は最初の「虫養い」ぐらいだったのが肩透かしだったかな。2010/10/13

ゆー

1
「あのひと」が村上春樹さんの奥さん?!…ということで、読んだ本。なるほど、それはそうだと思うが、そうでなければ、面白いとは言えない本。村上春樹のことがまた違った面から知れて面白かったけど。奥さんなかなかハッキリ、キッパリで、(悪い意味ではなく)この妻にしてこの夫あり、という感じなのだろうな、とは思いました。2015/04/27

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