内容説明
地球の将来、そして人類の未来を決める正念場はつづく。わたしたち人間も他のいきものとのつながりのなかで生きています。
目次
第1章 地球いきものいのちのつながり―生物多様性
第2章 生命維持装置としての地球
第3章 「地球サミット」と「生物多様性条約」
第4章 「地球サミット」後の国内政治と国際舞台
第5章 日本で進む生物相の貧困化
第6章 豊かな生命世界を次代に渡せるか
第7章 生物多様性の保全と利用は地域から―「ちば戦略」の取り組みと展開
第8章 リオの「地球サミット」から名古屋の「COP10」へ
著者等紹介
堂本暁子[ドウモトアキコ]
前千葉県知事。元参議院議員。1932年生まれ、東京都出身。TBS報道局記者、ディレクターとして1980年、「ベビーホテル・キャンペーン」で日本新聞協会賞ほか受賞。1989年、参議院議員に当選。2期12年。男女共同参画基本法、環境基本法、NPO法などの制定に関与。GLOBE(国際環境議員連盟)の日本総裁、世界総裁、IUCN(世界自然保護連合)アジア地域理事ならびに副会長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Jun-Ichi Sagara
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元千葉県知事で参議院議員でもあった堂本氏の奮闘記。ご丁寧に生物多様性を説明するために「RNAワールド」から話を始めたが肝心な進化のダイナミクスを説明する「中立説」には一言もふれないという不可思議な部分もあるが、氏が国や世界のお偉いさんとどのように対峙して生物多様性に関する問題、とくに「遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)」についての取り組んでいったのかが事細かに説明されている。できればCOP10後に、それが「どれだけ(前に)進まなかったのか」を含めて書いてあれば、もっと効果的だったのではないだろうか。2013/04/24
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