子ども文化にみる綴方と作文―昭和をふりかえるもうひとつの歴史

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子ども文化にみる綴方と作文―昭和をふりかえるもうひとつの歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 293p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784877583330
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C1095

内容説明

本書は明治期の『少年世界』と大正期の『赤い鳥』を起点に、戦後を中心に昭和二十年代から昭和三十年代まえの、作文・綴方教育の歴史について論及した。特に、重点を置いたのは、戦後の児童雑誌と少年少女雑誌の綴方・作文教育についてである。そこでは制度としての教育の場を離れて、子どもたちは実に生き生きと文章を書き、実に多くの教師たちが指導にあたっていた。それらの内実を、私なりに分析したのが本書なのである。その意味で本書は、これまでまったく論じられなかった作文・綴方教育史である。

目次

『少年世界』の綴方―投稿にみる明治期の少年雑誌
『赤い鳥』の綴方教育―その“文芸的写生文”による綴方のこと
昭和初期の非常時と雑誌『綴方学習児童』―『綴方生活』等の創刊と共に戦時下を歩む
戦時下の綴方と坪田譲治―『銃後綴方集 父は戦に』のこと
戦時下の綴方と坪田譲治・続―『綴方子供風土記』と『綴方 家のほまれ』、そして戦後へ
『季刊作文教育』の位相―昭和二十年代の作文教育について
児童雑誌『赤とんぼ』と山本映佑―『綴方集 風の子』とその周辺について
民主主義と子どもの文章―『原爆の子』と『基地の子』のこと
新聞社の綴方教育―戦後の読売新聞社綴方コンクールのこと
雑誌『少年少女』の作文教育―柳内達雄と今井誉次郎のこと
『少年少女』と『野上の鉄ちゃん』―森田郷子と江口江一とのことなど
生活文と小学館のつづり方コンクール―昭和三十年代の作文教育について
作文の会と児童文学―先生が書いた童話集をめぐって
大衆児童文学雑誌の投稿欄―戦後の『少年クラブ』『少女クラブ』の短文と韻文などのこと

著者等紹介

根本正義[ネモトマサヨシ]
1942年東京生まれ。現在、東京学芸大学教授。日本文芸家協会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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山がち

0
「子ども文化」と言っていいのかは多少疑問が残るのが、綴方が政策と結びついていたり、あるいは大人の文章観や作文観と分かちがたく結びついた発展を遂げていたということが見えてくる。「きけ わだつみのこえ」の際にも思ったが、全体的にどのような作文が書かれたのかを知ることはできず、ただそれを当時の人間や後の人間がどのように切り取ったかでしか知ることはできないのではないかという思いはする。また、北村薫の「童話」のように、当時の青年が文章を書いて修練し競っていたということやそれを支えていた作文への信頼なども面白かった。2014/01/14

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