目次
1 その生涯―人と作品(子ども時代;10代のビッグ・イベント;教師時代;『赤毛のアン』の成功―作家への道;アン、その後)
2 作品小論
3 作品鑑賞
著者等紹介
桂宥子[カツラユウコ]
東京都出身。立教大学大学院(英米文学)修了。元トロント公共図書館「少年少女の家」司書。現在、岡山県立大学助教授
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感想・レビュー
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mabel
7
死後50年は公開禁止とされていたモンゴメリの日記が出版され、彼女の生涯と作品を記した1冊。あらためて、モンゴメリってこんな女性だったのか、と。。。なかでも、モンゴメリの結婚式当日の日記と、「夢の家」でのアンの結婚式の比較には正直驚いたし、ウィルからの手紙とハーマンへの愛が心に残りました。なくしてはじめて気付くもの、かぁ。加えて、アンブックスは、アンの年齢順に書かれていなかったことを、今さらながらに学びました。2016/02/11
ダリア
2
児童用伝記漫画でほんのさわりだけモンゴメリの生涯を知っていた。思ったのが、うわぁ上から目線であった。良家の子女というプライドからだろうし、そういう教育を受けたが故だろうけれど。あまり好きになれない点である。同じ階級の男性との婚約破棄にすごく苦労したところなど、向こうはメンツにこだわっていたのでは?なんて思ってしまった。ただ、アンなみに努力家なのは確か。理解者のいない中、さぞや苦労したことだろう。時代背景として、周囲は女子の高等教育に関心なかったようだし。 2017/05/18