熊本歴史叢書 〈3(中世編)〉 乱世を駆けた武士たち 阿蘇品保夫

熊本歴史叢書 〈3(中世編)〉 乱世を駆けた武士たち 阿蘇品保夫

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  • サイズ B6判/ページ数 327p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784877551605
  • NDC分類 219.4
  • Cコード C0020

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bapaksejahtera

10
足利直冬の絡みで選んだ。日頃馴染みのない熊本の中世末期のあれこれが地元の歴史家を通じて示される。南北朝期と呼ばれる時代区分は、歴史的に意味のない南北正閏論に幻惑され時代の転換点を見失うことから「14世紀内乱」と呼ぶことが妥当とのこの部分の著者の主張はなるほどと思う。何よりも律令制の崩壊した中世、東国武士団の多くは武具の調達を始めとした利便から京都に住居したが、元寇を期に九州に移ったとの指摘も面白い。朝鮮に由来する中世山城の構築と破城それぞれの方法、九州の大族菊池氏の興亡等興味深い記述に溢れた良書。2021/11/05

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