内容説明
特定非営利活動法人共同保存図書館・多摩、法人化第一回総会記念講演記録。
著者等紹介
安江明夫[ヤスエアキオ]
国際基督教大学卒業後、国立国会図書館勤務(1969‐2006年)。同館在職中、資料保存課長、関西館長、総務部長、副館長等を歴任。この間、国際図書館連盟(IFLA)資料保存分科会委員、日本図書館協会資料保存委員会委員長を務めた。現在、資料保存研究者、学習院大学大学院非常勤講師(アーカイブズ学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カラス
4
多摩デポブックレットの発行は「共同保存図書館・多摩」となっているが、その共同保存図書館とは何かについて簡単に説明してくれる本。大雑把に言えば、それは図書館にとっての図書館のようなもの。図書館どうしで本を融通する場合の橋渡しみたいな役目を担ってくれるらしい。また、利用と保存をライバル関係でとらえるのはおかしい、とか、本を廃棄すること自体が問題なのではなくて、「何を考えて廃棄を実地するかがポイント」(P25~P26)という話も印象に残った。2019/12/14
Hashimo
0
利用と保存はライバル関係ではないということが、重要だと感じた。p17「資料保存の定義」に「資料保存とは、資料をできるだけ長く保存し、資料の現在と将来の利用を保護すること」とあり、「利用のための保存」という考え方を見失わないようにしたい。2020/03/08