内容説明
30年前、野川は下水として暗渠になってもおかしくないほど汚れきっていた。瀕死の野川に翡翠が戻り、清流が蘇ったのはなぜ?本書には、その秘密が明かされている。
目次
水の絆―湧くが如く(「水系の思想」で環境NGOを展開―三多摩問題調査研究会の軌跡;川霧は消えず―ひとつの単眼的思考;市民運動の道場、野川―素人の科学を;都市のあり方を探る―野川をモデルに社会調査;シルバー世代の生き方とミニコミ―現場で老いを磨く)
水の輪―分水嶺を越えて(野川は一本―環境保全と流域連絡会への期待;公共工事をめぐる住民運動―地盤強固剤汚染の差止を求めて;市民運動と青年会議所(JC)運動―共生のよろこび
女の出番・悲鳴をあげるゴミ焼却場―東大「公害原論」の洗礼
ハケに生きる―女の目に見えてきたもの)
特別寄稿 三〇年の道程―“水のある星”のゆくえ