内容説明
人間と子どもたちの教育の祖・フレーベルの思想や教育論に照らしてわが国のフレーベル教育の実践と研究の跡を究めようとした書。
目次
序論 フリードリッヒ・フレーベル「生命の合一」思想について
第1章 近代教育の始まり(教育思想の二面性;中村正直の道徳思想と女子教育 ほか)
第2章 婦人宣教師によるフレーベル教育の展開(婦人宣教師の教育活動―S.スミスとC.ロース;A.L.ハウによるフレーベル教育の導入 ほか)
第3章 新教育の時代とフレーベル教育(自由主義教育の広まり;倉橋惣三の「フレーベル主義新釈」 ほか)
第4章 フレーベル教育の全体的研究(昭和期・教育界の様相―S.アルウィンと玉成幼稚園;後藤真造のフレーベル研究 ほか)
第5章 児童神性のフレーベル教育論(長田新の宗教教育論;『児童神性論』とフレーベル教育学 ほか)
著者等紹介
酒井玲子[サカイレイコ]
1942年札幌市に生まれる。1965年北海道大学教育学部卒業。1965年北星学園幼稚園教諭・保母養成所勤務専任講師。1970年北海道大学教育学部大学院研究科修了。1986年北星学園大学文学部助教授。現在、北星学園大学文学部教授。元北海道保育問題研究協議会会長、日本ペスタロッチー・フレーベル学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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