内容説明
ヒグマは“森の領主”―その生態、習性を知ってこそ人身事故への万全な予防ができる。今こそ野生との共存の道を問う。
目次
第1章 領主はヒグマ
第2章 さまざまなフィールドサイン
第3章 相手を知れば避けられる接触
第4章 クマに会わないために
第5章 さあどうするこんなとき
第6章 死んだふり説について
第7章 クマと出会って助かった事例
第8章 体験をふりかえる
第9章 事件をかえりみる
第10章 もう少し知りたいクマのこと
著者等紹介
木村盛武[キムラモリタケ]
昭和14年北海道庁立小樽水産学校製造科卒業・千島漁業会社北千島幌筵島村上湾工場勤務、輸出タラバガニ缶詰検査専従。昭和16年北海道庁林務講習第一種(北海道庁技手養成講習)修了、道内二営林局七営林署四担当区勤務。昭和55年退官、野生動物の研究に従事、文筆活動を始める
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感想・レビュー
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amnioticfluid
3
札幌市在住で、元北海道庁林務官で三毛別羆事件の調査担当だった木村盛武による、ヒグマ対策本。怖がらせるだけの本ではなく、有名事件も自らの体験やアイヌによる呪文対策を含めながら考察してあった。本州から来てむやみに熊への恐怖心だけを募らせていた私に撮って現実的なことが沢山書いてあって面白かったし、著者の言う通り、熊が事件を起こす(巻き込まれる)までに至った人による自然への蝕むような関わり方について、考えさせられた。2014/11/12
takao
2
ふむ2022/11/11