出版社内容情報
★発売日が変更になる場合がございます。予めご了承ください。★
本書は、マレーシアの青年実業家である編著者のマット・ロディが、マハティール(マレーシア第4代、7代首相)の言葉に打たれ、過去の書籍や資料を読み込み、国家、民族、宗教、教育など10の分野に分類し、単独インタビューを経てそれぞれに解説をつけた、マハティールという稀有な人物の哲学に触れるための格好の入門書。
マレーシアで2016年に発刊した書の邦訳版として、マレーシア翻訳書籍研究所、NUブックス、公益社団法人日本マレーシア協会が共同出版。
内容説明
マハティールという名前を聞いたことがない人はいないでしょう。若者から高齢者に至るまで、マレーシア国内外のほぼ全ての人が、この著名人に対して何らかの独自のイメージを抱いていることでしょう。驚愕、そして、誇り。嫌悪感、そして、苛立ち。これらの気持ちや捉え方は全て、その都度ころころと変わり得るものなのです。彼が舞台に上がる度に。そして、言葉が発せられる度に。政治家というものが、彼らのイメージ作りのために様々な「帽子」をかぶっている人であるならば、マハティールはこれまでにそれらの帽子を脱いだことはありません。民族啓蒙家、経済専門家、国民のリーダー、そして、文筆家としての帽子。これらにより、彼はあらゆる分野において発言する「権威」を与えられてきました。いや、何より彼自身が、あらゆる事柄における正当性を説明し得る権威そのものなのです。
目次
1 マレー・アイデンティティ
2 価値体系
3 宗教
4 リーダーシップ
5 ビジョンと発展
6 経済
7 教育
8 メディア
9 国際社会
10 民主主義
マレーシア、我が祖国