マラッカ王国の英雄 ハントゥア―琉球に残る交流の歴史

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  • サイズ 46判/ページ数 129p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784877384876
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C1022

内容説明

本書は、マラッカ王国の最盛期に活躍したラクサマナ(海軍提督)・ハントゥアについて、詳細な調査を行い、その実在を明らかにするものである。著者は、日本の沖縄県で教育庁の協力を得て調査を行い、本書の結論を導き出している。琉球王国の史料と遺物から、ハントゥアの実在が証明されている。マラッカ王国と琉球王国との外交関係は、研究者によって信頼のおける史料として認知されている『歴代宝案』に、はっきりと記録されている。また、別の史料では、ハントゥアはマラッカ王国の使節として、インド、トルコ、パタニへ派遣されたとも記述されており、その姿を世界各地に留めているのである。本書は、『ハントゥア物語』など、マレー世界の史料に依るだけでなく、琉球王国の信頼おける史料にも依拠し、書かれたものである。

目次

第1章 マレーシア社会におけるハントゥアの人物像
第2章 東洋と西洋における歴史上の偉人達の古文書と遺物による実在証明
第3章 マレー世界の史料に基づくマラッカ王国とハントゥアの実在証明
第4章 ハントゥアとマラッカ王国の存在を証明する海外の一次史料
第5章 まとめ
資料

著者等紹介

ハシム・ムサ[ハシムムサ]
マレーシア・プトラ大学(UPM)現代語・コミュニケーション学部マレー語学科名誉教授(マレー語言語学)。専門は文法学、言語哲学、マレー文明、社会言語学、マレー語碑文、ジャウィ写本など。『マレー人の心魂』、『ジャウイ文字発展史』(国立言語・図書研究所学術賞授賞)、『ラジャ・アリ・ハジの語学知識文書の名著』(UPM副学長フェローシップ賞授賞)など著書・論文多数

ロハイダ・カマルディン[ロハイダカマルディン]
マレーシア・プトラ大学(UPM)現代語・コミュニケーション学部マレー語学科講師。専門は日本語学、言語心理学。マラッカ王国におけるラクサマナ(ハントゥア)の実在を証明するため、ハントゥア研究に取り組んでおり、15世紀から16世紀にかけてマラッカ王国と外交・貿易関係があった東南アジア諸国において活発な研究活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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