内容説明
英語のネイティヴスピーカーの日常会話とカジュアルな文章で観察される語彙・語法・構文の特徴を洋画と海外TVドラマのセリフを例に特定・比較し、伝統文法の諸規則との比較から口語文法を縮小、変換、拡張の3つの変形パターンに類型化、オーセンティックな英文法指導・学習の指針を示す。ここで記載されている事実を知らずに英語を教えたり、学ぶのはあまりにも危険である。
目次
第1章 口語英文法の特定と類型化(なぜ口語英文法の理解が必要なのか;発話から見られる第二言語習得;口語とは?;口語英文法とは?;口語英文法の類型)
第2章 縮小(省略;短縮)
第3章 拡張(付加;言換)
第4章 変換(代用;倒置)
第5章 口語英文法を活かすための三つの提言(高校のオーラル・コミュニケーションの授業で口語英文法を教える;大学入試、英検、TOEIC、TOEFLに口語英文法の特徴を帯びた対話文を出題する;口語英文法に精通した教員を養成する)
著者等紹介
小林敏彦[コバヤシトシヒコ]
1965年(昭和40年)北海道生まれ。小樽商科大学商学部経営法学コース卒(大谷良雄ゼミ:国際法専攻)、国際ロータリー財団奨学生としてハワイ大学マノア校大学院修士課程英語教育研究科に留学、修士号、ハワイ州公認会議通訳士免状(日英・英日、同時通訳・逐次通訳)全4種取得、ハワイ大学日本語講師を経て、国立大学法人小樽商科大学大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻(MBA取得専門職大学院)教授。担当は、「中級ビジネス英語」と「ビジネスワークショップ1・2」。大学英語教育学会北海道支部談話分析研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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