内容説明
大東亜戦争は侵略戦争だったのか。自存自衛の戦いだったのか。その真実を解き明かす決定版。日本人必読の書。
目次
第1章 大東亜戦争の世界史的意義(大東亜戦争の歴史的考察;地政学から見た日本の国防 ほか)
第2章 大東亜戦争に関する反省(戦争指導における錯誤と混乱;陸軍と海軍―協力と対立 ほか)
第3章 大東亜戦争についての戦後の議論(「東京裁判」を裁く;東京裁判史観の呪縛)
第4章 大東亜戦争後のアジア(中国共産党の大陸制覇;アジア諸国の独立と発展)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
unflyable
1
題名からして「神州日本バンザイ」的なアレな内容を期待していたが陸士卒を中心とした執筆陣による割と普通な論文集だった。内容は開戦経緯から戦争指導、そして東京裁判、戦後のアジアまで一通りカバーしている。基本的な主張や内容は特に旧軍出身が昔から言っていることの踏襲でしかなかった。逆に言えば、平成8年に出版した本の割には踏み込みが足りず物足りない。特にイデオロギ的な問題になりそうなテーマに関しては、意図的かどうか分らないが旧軍出身者ではない人に執筆させているのは逃げだと思う。2018/09/11