内容説明
場所と言葉を往還しつつ、“地霊”を復原する。文学鑑賞の醍醐味を再認識するための実践的な提案。
目次
1 樋口一葉「日記」「別れ霜」―東京図書館・お茶の水橋・万世橋
2 夏目漱石『それから』―神楽坂・小石川・青山
3 森〓外「百物語」―向島
4 高村光太郎『智恵子抄』―千駄木・日暮里
5 江戸川乱歩「目羅博士」―上野・丸の内
6 長谷川時雨『旧聞日本橋』―日本橋
7 徳冨蘆花『不如帰』―赤坂氷川町
8 田山花袋『田舎教師』―上野公園
9 久保田万太郎「春泥」―日暮里
10 藤村「並木」と芥川「毛利先生」―日比谷・大手町・神田
11 永井荷風「紅茶の後」―銀座
12 三島由紀夫「詩を書く少年」―目白・学習院
著者等紹介
佐藤義雄[サトウヨシオ]
明治大学名誉教授。1948年長野県生まれ。東京教育大学大学院修了。日本近代文学専攻。都市・都市文化と文学の交錯を視座にして日本近代文学の読み換えを行っている
松下浩幸[マツシタヒロユキ]
明治大学農学部教授。1960年大阪府生まれ。明治大学大学院修了。日本近代文学専攻。“場所”“単身者”“ジェンダー”をキーワードに、近代化と文学表象の関連を考察している
長沼秀明[ナガヌマヒデアキ]
明治大学文学部兼任講師、川口短期大学教授。1962年札幌市生まれ。明治大学大学院修了。日本憲法史専攻。日本の憲法をはじめとする法の歴史研究を専門とし、現在は家事審判所の研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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