内容説明
源氏物語が切り開いた物語の方法を以後のそれぞれの作品がいかに継承し、発展させ、みずからの世界を築いていったか、そして物語史を紡いでいったか。
目次
序章
1 『源氏物語』と歌ことばの表現史(『源氏物語』の和歌とその表現;『源氏物語』と和歌史のあわい)
2 『夜の寝覚』の原作と改作の世界(『夜の寝覚』原作の世界;『夜の寝覚』改作の世界)
3 『狭衣物語』の表現と中世王朝物語(『狭衣物語』の“和歌”;平安後期物語から中世王朝物語へ)
結章
著者等紹介
乾澄子[イヌイスミコ]
1979年3月名古屋大学文学部国文学専攻卒業。1987年3月名古屋大学大学院文学研究科博士課程(後期)満期退学。学位:博士(文学)。現在、同志社大学・同志社女子大学・大阪大谷大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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