内容説明
戦時下、“日本”の委任統治領であった“南洋”に訪れた作家、中島敦。ゴーギャンに倣い“未開”への憧憬を持った彼が“南洋”で得たのは何か。中島敦の軌跡を辿る。
目次
第1部 “南洋行”と作家たち(“南洋行”と中島敦;中島敦“南洋行”と大久保康雄「妙齢」;大久保康雄“南洋行”―中島敦との接点を中心に)
第2部 中島敦の“南洋もの”(中島敦「真昼」論1―“南洋”表象と作家イメージ;中島敦「真昼」論2―視座としての「真昼」;中島敦「夾竹桃の家の女」論―ピエル・ロティとの交錯;中島敦“南島譚”論―“病”と“南洋”)
著者等紹介
杉岡歩美[スギオカアユミ]
大阪府生まれ。同志社大学大学院博士課程修了(2015年)。博士(国文学)。現在、同志社大学・花園大学など非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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