内容説明
文学、絵画、倫理学、読書慣習―自分自身を表象すべく駆動された“知”の枠組みを解きほぐす。“私小説的なるもの”をめぐる新しい文学史。
目次
“私小説起源論”をこえて
1 “自己表象”の登場(メディアと読書慣習の変容;小説ジャンルの境界変動;“文芸と人生”論議と青年層の動向;“自己”を語る枠組み;小結―〈自己表象〉の誕生、その意味と機能)
2 “自己表象”と明治末の文化空間(自画像の問題系―東京美術学校『校友会月報』と卒業製作制度から;帰国直後の永井荷風―「芸術家」像の形成;“翻訳”とテクスト生成―舟木重雄「ゴオホの死」をめぐって)
感想・レビュー
-
- 和書
- 電験三種受験読本