“自己表象”の文学史―自分を書く小説の登場

“自己表象”の文学史―自分を書く小説の登場

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784877371456
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

文学、絵画、倫理学、読書慣習―自分自身を表象すべく駆動された“知”の枠組みを解きほぐす。“私小説的なるもの”をめぐる新しい文学史。

目次

“私小説起源論”をこえて
1 “自己表象”の登場(メディアと読書慣習の変容;小説ジャンルの境界変動;“文芸と人生”論議と青年層の動向;“自己”を語る枠組み;小結―〈自己表象〉の誕生、その意味と機能)
2 “自己表象”と明治末の文化空間(自画像の問題系―東京美術学校『校友会月報』と卒業製作制度から;帰国直後の永井荷風―「芸術家」像の形成;“翻訳”とテクスト生成―舟木重雄「ゴオホの死」をめぐって)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロ

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小説のテクストが生み出される時に、それがどんな要素によって制約を受けるかということを「私小説」に代表される「自己表象テクスト」をテーマに細かく調べ上げ、論じている。同時代では意識されないイデオロギーや政治性などに気付かせてくれる一冊。難しい内容ではあったけど、調査や分析が細かくて丁寧なので、かなりわかりやすかったと思う。2012/07/02

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