内容説明
日本人の心とは?俳人松尾芭蕉と向き合って10年余の歳月を費やして編んだ畢生の書『おくのほそ道』未知の世界を探る。旅に生きた芭蕉の人生観とその旅の行程と思想を豊富な実証で読み解いた初の書。人間の生き方や価値観が問い直されつつある現在の状況の中で、今こそ心を癒す翁の生き様。
目次
第1章 師弟の旅立ち
第2章 数多い歌枕を楽しむ
第3章 出羽の各地で歌仙を催す
第4章 神霊の山 出羽三山
第5章 日本海沿岸を西へ
第6章 終着地の大垣へ
資料編
著者等紹介
大貫茂[オオヌキシゲル]
1933年横浜市生まれ。日本文藝家協会会員。山と渓谷社勤務を経て、写真紀行作家として活躍。植物写真に定評がある。神奈川県大和市より文化功労者として表彰。日本文化振興会より国際芸術文化賞を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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