ゴシックの大聖堂 ある精神の遍歴

ゴシックの大聖堂 ある精神の遍歴

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 145p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784877361112
  • NDC分類 523.045
  • Cコード C0072

内容説明

著者自ら撮影した多彩な写真と静謐な文体が、渾然一体となって奏でるゴシックの大聖堂讃歌。著者のゴシック精神への凝縮した眼差しが、ヨーロッパ精神世界の精髄を語る。

目次

カテドラルとの出会い
バッハと聖堂
魂のカタルシス
ゴシック大聖堂の再発見
ゴシック芸術様式の特質
精神構造としてのゴシック
神の光―ステンド・グラス
聖像の彫刻
精神と技術
カテドラルを建てた人々
中世世界の薄暮
風雪に耐えて
巡礼の旅を重ねて
旅のおわりに
エピローグ―魂の故郷への憧れ

著者等紹介

山田圭一[ヤマダケイイチ]
1931年、東京に生まれる。1950年、東京大学入学。写真フィルムの感光機構に関する研究によって、日本写真学会より技術賞を、また、東京大学より工学博士号をうける。1956年、西ドイツ政府交換学生としてゲッチンゲン大学理学部に留学。「ハロゲン化銀の物性と光電導負効果」に関する研究によって、Dr.rer.nat.(理博)の学位をうける。1958~59年、フライブルク大学哲学部にて、マルティン・ハイデッガー教授の後継者オイゲン・フィンク教授に師事。帰国後、東京大学講師、東京工業大学教授、筑波大学教授、筑波大学初代大学研究センター長、第三学群長などを歴任して、現在は筑波大学名誉教授。アルピニストとして、マッターホルン、モン・ブランなどに登頂、RCC2同人。1964年以来、航空山岳写真のパイオニアとしてエベレストをはじめ、世界各地の名峰を撮影。『The Alps』『ヒマラヤを飛ぶ』『空撮・世界の名峰』など10冊の写真集を刊行。イタリア・トリノ市の国立山岳博物館で個展を開催、2004年には『飛行機100年』を刊行する。これらの業績により、国際交通安全協会KO3(岡部)賞、日本航空協会航空功績賞をうける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

0
フランスでは200人にひとつの教会堂2016/08/28

0
評論なのかエッセイなのか判断に迷う。エッセイとしての要素の方が強いかもしれない。著者の経験や感覚に因った記述が多く、思いこみが激しい点について共感できない、理解できない点がしばしば見られた。個人的には、歴史の中で大聖堂が改修、改築されていくのも、ひとつの伝統であり、決して批判や落胆の要素にはなりえないのではないかと思う。包括的に考えてそれも大聖堂の積み上げた「歴史」である。戦争で壊れてしまったものは惜しいが、それもまた歴史だ。私は価値観の違いに途惑った。一読する意味はあるが、面白くはない。2009/07/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/24294
  • ご注意事項

最近チェックした商品