内容説明
著者自ら撮影した多彩な写真と静謐な文体が、渾然一体となって奏でるゴシックの大聖堂讃歌。著者のゴシック精神への凝縮した眼差しが、ヨーロッパ精神世界の精髄を語る。
目次
カテドラルとの出会い
バッハと聖堂
魂のカタルシス
ゴシック大聖堂の再発見
ゴシック芸術様式の特質
精神構造としてのゴシック
神の光―ステンド・グラス
聖像の彫刻
精神と技術
カテドラルを建てた人々
中世世界の薄暮
風雪に耐えて
巡礼の旅を重ねて
旅のおわりに
エピローグ―魂の故郷への憧れ
著者等紹介
山田圭一[ヤマダケイイチ]
1931年、東京に生まれる。1950年、東京大学入学。写真フィルムの感光機構に関する研究によって、日本写真学会より技術賞を、また、東京大学より工学博士号をうける。1956年、西ドイツ政府交換学生としてゲッチンゲン大学理学部に留学。「ハロゲン化銀の物性と光電導負効果」に関する研究によって、Dr.rer.nat.(理博)の学位をうける。1958~59年、フライブルク大学哲学部にて、マルティン・ハイデッガー教授の後継者オイゲン・フィンク教授に師事。帰国後、東京大学講師、東京工業大学教授、筑波大学教授、筑波大学初代大学研究センター長、第三学群長などを歴任して、現在は筑波大学名誉教授。アルピニストとして、マッターホルン、モン・ブランなどに登頂、RCC2同人。1964年以来、航空山岳写真のパイオニアとしてエベレストをはじめ、世界各地の名峰を撮影。『The Alps』『ヒマラヤを飛ぶ』『空撮・世界の名峰』など10冊の写真集を刊行。イタリア・トリノ市の国立山岳博物館で個展を開催、2004年には『飛行機100年』を刊行する。これらの業績により、国際交通安全協会KO3(岡部)賞、日本航空協会航空功績賞をうける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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