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出版社内容情報
茨城県立近代美術館蔵の横山大観、下村観山、菱田春草、速水御舟、小林古径らの絵を紹介しながら、日本画独特の用具用材から鑑賞の仕方までを楽しく学ぶ、親と子で見るユニークな絵本です。
内容説明
緑ゆたかな茨城県の3つの県立美術館を紹介しましょう。それぞれに特色のある美術館では、近・現代のさまざまな美術を楽しむことができます。水戸市の千波湖の畔にある茨城県近代美術館は、近・現代の日本・西洋の美術を総合的に、北茨城市にある茨城県天心記念五浦美術館は、日本画を中心とする近代以降の美術の作家たちについて、つくば市の茨城県のつくば美術館は現代の美術を中心に紹介しています。
目次
下村観山―大原之露
菱田春草―菊慈童
菱田春草―秋宵
木村武山―阿房劫火
横山大観―流燈
小杉未醒―楽人と踊子
小川芋銭―水魅戯
速水御舟―寒林
安田靫彦―鴨川夜情
横山大観―朝霧〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のん@絵本童話専門
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日本画にも印象派のような改革の動きがあったのだなあとはじめて知る。(五浦時代、日本美術院設立)輪郭線のない無線(没骨)描法など、当初は理解されず嘲笑の的となるも、信念を貫いて描いていたとある。岡倉天心、横山大観は、日本画に全く疎い私でも知っている名前。そんな改革の時代の日本画が、「ふたりの女の人はどこをみているのだと思いますか?」など子どもに興味を持たせるような問いかけの文、大人が読み込む解説と共に紹介されている。日本画特有の道具や絵の具も紹介。日本画はキラキラした絵の具も多いから実物が見たいなあ。2024/10/31