目次
1 モンゴールの歴史(トルコ族の台頭;建国伝説;蒙古の宗教)
2 モンゴールの現状(国章、国旗;蒙古人の名前;年号の表現)
3 モンゴール語の概要(蒙古語;蒙古語と日本語の類似 ほか)
4 ネストリウス派キリスト教(経過;初期の神学論争;東方典礼)
5 索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
samandabadra
1
モンゴル文字の教科書作成の参考に手に取る。ここでいう蒙古語はどこで使われるもののことだろう?モンゴル文字の転写には一貫性はないし、書き方の指示もない。綴りやフォントにも問題がある。特に動詞の過去形は-Gsan, -gsenと書かれるべきだが、-san, -senとのみ書かれているし、形容詞に関して一貫して-nai, -neiをつけるとあるが、こんな操作しなくても形容詞になると思うのだが…。まあ参考までにということで。キリスト教徒の関係は面白い記述もあるが、ネストリウスではなくてアッシリア東方教会では。2021/12/13
にせねこ
0
モンゴル文字に関する本の中でも現在でも手に入れ易い貴重な本。恐らく最安だろう。文字の歴史についての解説は面白かった。ただ、あまり文字にも言語にも詳しくないので何とも分からないが、モンゴル文字の誤植があったり、併記のローマ字が文字を逐次移しているのか発音を移しているのか分からないところもあり、どこまで信用していいのかわからない。モンゴル文字をどう読み書きするのか学びたいのであれば、フフバートル著『モンゴル語基礎文法』を『続~』の方と併せて参照した方がよさそう。2016/03/03
宵子
0
より正しく言えば蒙古文字入門。そのためキリル文字表記や漢語表記については全く触れられておらず、蒙古語=現代モンゴル語と思うとちょっと戸惑うかもしれない。 またモンゴルにおける文字の歴史についても書かれている。