内容説明
さえない、ごくありふれた中年サラリーマンが、一念発起して社交ダンス・スクールへ。滑稽な失敗の連続ながら、忘れていた情熱を取り戻し、恋のときめきに胸を熱くする。日本のみならず、世界29か国で上映され笑いと涙の渦を起こし大絶賛された映画の監督自身による書き下ろし長編小説。映画とは違う小説版だけのほろ苦い恋の結末が透逸。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トロピカ
3
家庭に特に不満もあるわけではないが家族には何も言わず社交ダンスに夢中になっていくお父さん。妻側の立場で読んでしまうのですごく悲しくつらかったです。映画も昔見たけど良かった。竹中直人さんの絶妙な気持ち悪さが良かった。映画では学生時代に利用していた江古田駅が撮影場所になってて驚いた記憶が。映画のハリウッドver.はリチャード・ギアがかっこよすぎてセクシーで奥さん役のスーザン・サランドンも素敵で、ハリウッドver.の方がずっと好みでした😊2023/05/01
ダンボー1号
3
映画も見ていないが 図書館の映画原作特集コーナーで発見。 こういう中年のスポ根系も読み易くて悪くないが 今これが新刊で出た時 マイホーム 大企業の管理職の主人公のさらに充実した趣味に共感の声少ないかもしれない。 全部持っている故の虚無感がテーマの小説は昔からは多かった気がする。 今はどうなのだろう? 家族の不幸があったり リストラされないと中年サラリーマンは小説の主役になれないかもしれない。 別にそういうのを読みたいわけでは無いからこれを手に取ったのだろう。2021/12/05
てんぷら
1
映画監督ってことでちょいと読みにくかった というのもころころ視点が変わったり描写が長いところが ただ地の文は読みやすかった ダンスは小説で書くもんじゃないなとも思ったが話はまあよかったけど結末のために書かれてる気はしなくもない 結末よかったけどね2016/08/14
琴
0
本作は、原作(邦画)の監督ご自身による書下し作品。 邦画も、洋画(リメイク版)も、この本も、3作品とも大好き!
ponyopaca
0
図書館でみつけた、真っ赤なハードが可愛くて…♥ちょっとだけ感動!社交ダンスを見てみたくなった!!!!ラテン系のやつ。2011/10/05