内容説明
全米で大旋風を巻き起こしているNWOを日本に導入した蝶野。柔道元世界チャンピオン小川直也との対決が目立つ橋本。膝の故障を乗り越え、IWGPのベルトを勝ち取った武藤。闘魂三銃士と呼ばれた新日本プロレス・トップレスラーが、プロレス入門から自分だけの哲学を見つけるまでを激白。まさに活字のリアルファイト!!ここに嘘はない。
目次
武藤敬司の章
1999 武藤敬司
蝶野正洋の章
1999 蝶野正洋
橋本真也の章
1999 橋本真也
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
32
学生時代、単行本を当時六本木にあった闘魂ショップで買った。数年後、神保町の書泉で文庫版を見つけ、nWo期の話が追加されているのを知った。なぜ買わなかったのか今でもわからない。やっと手に入った。99年時点でも武藤の膝は想像以上に悪い。にもかかわらず、ここぞの試合でムーンサルトプレスを使っていたことに今更ながら頭が下がる。蝶野はnWoを日本に持ち込む気はなく、当初はアメリカ主体でやってたまに新日本へ来る予定だったらしい。ブレークを受けて方向転換する柔軟性はさすが。橋本の小川への感情は最終的にどうだったのかな。2025/10/13
0607xxx
8
「闘魂三銃士」各々の個性がよく表れていて面白かった。単行本発行から3年後の文庫化で1999年当時のインタビューも収録。武藤蝶野の対立、橋本小川戦など当時を思い出し懐かしく、武藤の「天才性」蝶野の「器用さ」橋本の「トンパチっぷり」を再認識。2017/04/02
おぎゃ
2
題名がまず笑えるんだけど、内容もボリュームたっぷりで面白すぎ。エリートの武藤、nWo全盛期でビジネス発言の多い蝶野、不器用でハチャメチャな橋本…一番橋本が好きだな。2020/05/24
やいとや
1
闘魂三銃士という響きにどうしようもない程の感慨を抱いてしまう者には堪らない一冊。三銃士を取り扱った本は数多あるが、増補されたそれぞれの「1999の〜」が纏められているのが趣き深い。ほぼ直後に新日を離れる橋本真也、武藤敬司と、残る蝶野正洋というそれぞれの人生航路の当時まだ見えぬ道行きが垣間見えるインタビューは短いながらも濃い。武藤パートはほぼ自叙伝で網羅されている内容なので新鮮味はないし、橋本パートはよく知られるエピソードが多いので、蝶野パートが一番興味深く読めた。50で死にたいと語る橋本が哀しい。2024/03/19
ソルト佐藤
0
本当に話したかどうかは別にして、武藤の話が一番面白かった。橋本がもういないのを思うとさびしいですね。2008/08/19