内容説明
人を笑わせるのが好きな青年路木と、愛想だけが自慢の桜小路。二人はコンビを組み芸人として成功するが、路木は売れるためならなんでもありの芸能界になじめない。そして訪れるコンビ解消の危機。路木だけが番組から降ろされ、芸能界から捨てられるように転落していく。元お笑いコンビ「ABブラザーズ」の著者が描く芸能界の真実。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろちゃん
29
胸がえぐられるような気持ちになった。ドラマみたいな転落人生って実際あるんだなと。成功してほしいと切に願った。この人のことを調べて最近本を出してないことが残念に思えるくらい幸せになってほしいって切に思った。2019/03/12
gtn
13
他人が言うように、著者のコンビは芸人ではなく、芸人風だった。相方はそれをとうに自覚しており、相方にとって著者は芸能界を駆け上るための足掛かりと割り切ったが、不器用な著者は、相方をそれ以上の存在と思ってしまったところに不幸がある。厳しいことをいえば、芸人としての理想形を追い求めるが余り、お宅訪問等、著者いわく「誰でもできる仕事」を馬鹿にしていないか。その意味で芸人失格である。2019/07/02
rakim
8
ファンではないけれど松野氏の相方さんはタレントさんとして「何故?」という感じで売れていらっしゃる。たぶん業界での渡り方が巧い人なんだろうな・・と思いつつ、当時のコンビの売れっ子ぶりも知っていたので「やっぱりそういうことだったのね・・」と複雑でした。ある意味赤裸々な私小説以上の独白ぶり。文章の練れてない部分がかえってイタい。嫌な部分をさらけ出せる年齢であったことが救いだと思ってほしいです。あの業界の怖さは少しだけ知っているので。。2014/01/21
はらぺこ
3
ABブラザーズにお笑いコンビのイメージは無かった。いいとも青年隊みたいなもんやと思ってた。いまだに中山ヒデちゃんで笑った記憶がないし。2023/10/08
おね様
3
このくらいからテレビが極端につまらなくなり自分自身もあまり見なくなっていった記憶がある。2013/09/21
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