内容説明
本書を手にしたまじめな君は、何の疑問も持たず、大学では勉強するもんだと張り切ってるんじゃないか?だとしたら、それは問題だ。では、その問題って何だ?いま学生に必要なのは「学ぶこと」が、世の中(とくに会社という「世間」)でどんな意義があるかを考えることなのだ!フツーの学生のための、まったく新しい『学問のすゝめ』の登場。
目次
序章 まじめな貴君は警戒すべし
第1章 大学の残骸は見捨てるべし
第2章 大学は「世間」と心得るべし
第3章 大学をパソコンのごとく駆使すべし
第4章 大学から「教養」を奪還すべし
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
60
入学して、四月病になって、色々手をだして、バイト、カラオケ、スキー、ドライブなど趣味をやってみんな逃げたると書いていて、大学の授業はおもんないってためになるけどなんの役にたつのかと書いていたけど。(;-ω-)ウーンその対策や解決。突破口を具体的に書かず、あーだこーだと書くのは無責任な気もするけどな〜でもたしかに受動的だったら後悔はしそう。能動的にならないと( 無 ・ ω ・ 理 )いまいちな1冊。2019/10/03
maimai
27
アメリカの大学生はよく勉強し、日本の大学生は勉強しないというイメージがもたれていますがその実はアメリカでは、大学院から自分の専門分野を学ぶことができ、その希望が通るためには成績が重要という背景があるみたいです。何事も目標って大切ですね。また大学の勉強とは言っても講義を受講するだけが勉強ではないみたいです。それだと本当に学校教育の奴隷になってしまいますからね。アルバイトをしたりボランティアをしたり遊んだり本を読んだり。すべてが学ぶことに繋がると思います。大学に限らず人間一生勉強なのですかね(* ̄∇ ̄)ノ2016/04/17
kubottar
22
就職氷河期と呼ばれた1990年代半ばの話だけあって、かなり軽い大学論です。重かったら更に学生が暗くなるところだったのは想像に難くない。大学とは教養を学ぶ場ではなく、「世間」を知るために行く所、とはしっくりきました。(私がその世代だからというのもありますが)しかし、これももう20年以上前の話、教養がまた浮上しつつあると思います。この本を読んだ後、遊び呆けた大学時代を懐かしむことができました。2019/12/06
ステビア
8
再読。こりゃほんとにいい本だ。大学入学前の春休みにこういうの読んじゃう人が一体何を思うのか…?2013/12/09
苦虫
5
もらいもの。もう大学生活も終わるし、振り返りとして読んだ。二大テーマは就職と教養について。押し寄せる暇の波をどう泳ぎ切るのか。多分、今勉強していることは社会に出ても役には立たない。図書館ばかりにこもってないで、コミュニケーション能力とやらを磨かなきゃ就職はできない。でも教養はいつか支えとなってくれるかもしれない。96年に書かれたとか。私の大学生活は悪くはなかったのかもしれない。2013/10/22