内容説明
偶然に出会った一枚の絵がきっかけでアラスカへ旅立つ由季。そこで彼女はインディアンの不思議な儀式を体験し、思いがけず太古の世界を「夢見」する。由季が見た、ユーラシアと北アメリカにかかる「陸の橋」ベーリンジアと少女ユカナの長く過酷な旅の物語は、前世の自分の姿なのか―。輪廻の糸を手繰って、果てしない過去と現在を繋ぐ長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
95
読友さんのレビューを拝見して、すごく読みたくなった物語です。氷河期の終わり、ユーラシア大陸とアメリカ大陸が地続きだったときに、カムチャッカ半島に育った少女ユカナが東の国(今のアラスカ)へ渡っていく冒険物語です。ストーリーの面白さはもちろんのこと、極北の雄大で厳しい自然の描写にも魅かれます。ユカ・ナ(朝露のしずくという意)という少女が大人の女性に成長した姿には憧憬すら感じました。エピローグでユカナの孫娘が語った"過去と現在を繋ぐ輪"の中に、現代の私たち日本の女性も織り込まれているのだと、強く思いました。2022/02/08
真竹
6
再読。単行本『精霊の橋』を改題し文庫化したもの。ユーラシアから北アメリカへ渡る氷河期の人々の足どりを描いた作品。初めて読んだのは中学校の図書室でだったけど、この本を探し当てた中学生の自分を褒めてあげたいわ。これからも読み返したい一冊。2015/01/24
rincororin09
2
一人の少女の成長と冒険を通じてスケールの大きい人類の移動を描いたお話。日本人の起源については色々な説があるようですが、北方系荒れ地願望の強い自分は彼女の子孫であると信じてます。2015/04/13
卯月
1
再読。アフリカで誕生した人類が南米まで到達する人類大移動のうち、氷河期にユーラシアから北米へ今のベーリング海峡を渡る。当時は海面が低く地続きで、ベーリング地峡(ベーリンジア)と呼ぶ。一枚の絵に惹かれアラスカを訪れた由季は、画家の先住民女性と儀式を行い、太古の世界を〈夢見〉する。行方不明の父の後を追い、〈地の橋〉を渡って東の国へ向かう少女ユカナの過酷な旅の物語。結ばれぬ運命のテンギとの旅と別れが切ない。個人的には現代パート不要(汗)なのだが、作者としては、太古から現代へと輪が繋がることに意義があるのだろう。2015/05/13
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