内容説明
日本一経済効率の悪い笑いを提供するお笑い集団大川興業の総裁が、“借金が消えるまで”と書き始めた返済日記。初めは約900万円だった借金は、「奨学金疑惑」が発覚したり、構成員江頭の借金の保証人になったり、ついには商法違反で起訴されたりと日を追うごとになぜか増える一方。果たして完済の日は来るのか?恐怖と笑いの平成の奇書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
20
細かいネタが面白いし、この人文章うまい。いま何してるんだろうと思いながら読む。しかし、ばかなことばっかりやってるなと感心する。2012/09/09
姉勤
10
平成9年10月25日初版。つねに前衛的時事ネタを盛り込む著者の文体は、新装再販されれば(色々難しいだろう)註釈の方が、本文を大幅に上回るでしょう。もしかしたら、明治期の小説より”死語”の数は多いのでは。週間連載をまとめたエピソードは、巻末解説の中野翠氏の”ばかばかしい小細工”という表現がしっくり来る。しかしその小細工に、全身全霊、全財産(とまでは言い過ぎか)懸けているから、今なお面白く読める。現代のインテリ芸人の元祖ともいえる著者の面目躍如と言ったところ。2013/11/25
eihuji
6
本書は、1990年代前半にぴあ誌上で連載された大川興業総裁大川豊氏の借金返済日記である。インパクトのあるタイトルに惹かれ手に取ったが、いずれそのうちに、と放置されたまま20年物となった積本。いずれ、が漸く到来したのは感慨深くはあるがそれほど喜ばしいことでもないか。ま、むつかしい事を忘れて楽しく読めたからやっぱり目出度いとしよう。2017/04/05
Shinsuke Mutsukura
2
彼らのネタはずっと好きであのブラックな感じの時事ネタは私にとってはかなりツボでした。 テレビの世界なんてものはロクでもねぇ連中が仕切ってるのだから、そんな規制なんて、無視すりゃ良いと思いますが、やっぱりスポンサーには勝てないんですね。世の中金ですよ。 90年代の記憶はほとんどないですが、紐解きながら読んでました。最初はなかなか面白かったです。 しかし、役所ってのは血も涙もねぇ連中だなと思いました。 8933よりえげつねぇなぁ。 2017/11/05
中村椋
2
長門有希の100冊にあったので読んでみたが、長門こんなの読んでたのか……。江頭2:50がホモキャラだとは知らなかった2017/06/25