内容説明
彼は完全な勝利者だった。そして、私は完全な敗北者だった。華やかなこの世界で生き残るためだとしても、自分を捨てることはできなかった―元「ABブラザーズ」の著者が芸能界を描く120%真実の私小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hoven
0
又吉直樹の「火花」より前に書かれた芸人小説。違いは「火花」がフィクションだが、「芸人失格」はより自伝的だ。元ABブラザーズの話がモロに出てくる。こちらも同じように評価されても良かったよ。2016/06/08
むちゃ
0
ダヴィンチの先月号『又吉直樹特集』で樋口毅宏さんが又吉さんに、芸人の書いた小説としては又吉さんの『火花』と比肩すると勧めていてたので手に取った。著者は昔中山ヒデちゃんとコンビを組んでた元お笑い芸人。コンビ片割れの凋落と芸能界の実態を赤裸々に描いた私小説で、実に面白かった。2015/07/17
-
- 和書
- ひさの星 創作絵本