内容説明
いま『歎異抄』の心を現代に問う平成人必読の書!人生は苦しみと絶望の連続だ。地獄は今ここにある。その覚悟が定まったとき、真の希望と生きる勇気が訪れてくる。ブッダも親鸞も究極のマイナス思考から出発した。五木寛之がはじめて赤裸々に吐露する衝撃の人間論。
目次
人はみな大河の一滴
滄浪の水が濁るとき
反常識のすすめ
ラジオ深夜一夜物語
応仁の乱からのメッセージ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みも
126
書き下ろし「人はみな大河の一滴」に、「プレジデント」「家の光」「別冊サライ」に発表した文章、そして「ラジオ深夜便」放送分を加えて一冊にまとめたエッセイ集であり、少なからず重複する部分もある。奥付は平成10年第1刷とあるが、現代のこの令和の社会にも鋭く響く普遍的な内容で、ユーモア要素はなく生真面目で真摯な筆致。親鸞・蓮如の思想引用もあり小難しい個所もあるが、簡素な言葉の使用で読み易くなっており、著者の死生観が随所に披歴されている。個人的には<インナー・ウォー>の時代という考察が印象的。人生の指針として良書。2026/08/05
おしゃべりメガネ
126
最近、作者さんがテレビ出演し、話題になっている作品です。読むタイミングがよくなかったのか、それほどのボリュームではないのにもかかわらず、読み終えるのにかなりの日数を要しました。で、読んでみて残念ながら今の私にはすんなりと作品の内容がはいってきてるとは言い難く、キモチが集中できずに読了してしまいました。書いてあること、仰られてることはどれももっともなんですが、どうしてか何度も何度もつっかかってしまい、そんな自分にずっと首をかしげながら読んでました。機を変えて、何度も何度も読み返すのが大切な一冊なのかなと。2020/06/11
Cinejazz
25
満州からの引き揚げで、からくも生還できた作者の渾身の一冊。2008/04/08
ゆっき
24
テレビの影響で約二十年ぶりの再読。「人はみな大河の一滴」このタイトルに全てが集約されている一冊。歳と経験を重ねた分、二十年前よりもなるほどなぁと納得できることが増えた感じがします。歳をとってまたいつか読み直す時、自分が何を感じるのか少し楽しみです。2020/05/17
ニョンブーチョッパー
14
★★★☆☆ 話題本ということで初五木さん。悲観的な視点に立って物事を眺めれば、どんな状況でもそれほど悪くないと思える。自分中心で考えると一大事でも、宇宙や地球や世界や人類のスケールで考えれば、タイトルの通り「大河の一滴」ということになる。2020/05/17




