内容説明
発展しつづける科学が、悪魔の道具となった時、世界は『BLACK OUT』と化した。1999年、某日―。警察庁内に非公式組織が設立された。正式名称は警察庁科学捜査部。捜査官は西北大学理工学部講師と、FBIで犯罪心理学を学んだエリート女性警察官。さらに天才ハッカーの少年が加わった。捜査対象はハイテク犯罪。それまでの警察のレベルを超越した事件が多発していたのだ。クローニング、DNA操作、コンピュータ・ウイルス…。多発するハイテク犯罪に科学捜査部が立ち向かう。カルト的人気深夜ドラマの原作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hope
17
ハイテク犯罪。或いはマッドサイエンティスト。IT、バイオ、バーチャン、科学の先端が示す未来は、バラ色とは限らない。 立ち向かうのは、警察が設立した科学捜査部の異端児たち。風変わりな大学講師、FBI仕込みのエリート女性捜査官、天才ハッカー少年。彼らの瞳に映るのは、怒りか悲しみか。 科学は凶器にもなる。使い方を間違えるなよ。2022/05/11
緋莢
10
「1999年、すでに・・・」警察庁内に非公式の組織「警察庁科学捜査部」が設立された。捜査官として任命されたのは、大学講師の華屋と、FBIで犯罪心理学を学んだエリート女性警察官の中園。彼らはクローン、コンピュータ・ウイルス、太古の毒など、現代の常識では測れない奇怪な事件の解決に乗り出すが・・・2013/07/25
与末居
2
既にドラマ化されている作品ではあるが、失礼ながらドラマは見ていないか記憶に無い。 没入感たっぷりに、デジタルに。はたまたリアルに。 (web小説しか読んだ事ない自分が言うのもなんですが)スパイスの効いたグロテスクな描写。渡辺節ともいえようか。 多少の専門用語が出てくるが、それほど難しくはなくサクサク読み進められる。 時には残酷に、時にはハートフルに。ドキドキしたしハラハラしたし恐怖を感じたし少し悲しくもなった。読んでいて楽しかった。2019/05/31
きなこうめ
2
直接手を下さない犯罪は悪質。科学は人間を進化させるのか退化させているのか…知人にガリレオ好きな人にお勧めと言われて読んだけど面白かった。大学講師と警官のコンビ、華屋は人間味あって変人ではないけど。もう少し人物の掘り下げがあれば良かったなぁ2012/09/09
暇潰し
1
人類は科学の発展により傲慢になっていく。遺伝子操作、ブレインコントロール、クローン人間などの科学を利用した様々な殺人事件に三人の捜査官が挑んでいく。どれもはっきりとした勧善懲悪とはいかないものの、発展しすぎた科学によってしっぺ返しを食らう犯人の姿には哀愁を感じる。科学に対して信念を持っている華屋さんのキャラクターがとても誠実であり好ましい。最後の章であるアナザーブラックアウトで「えっまさかの夢オチ!?本気で?」となりかけたけど無事に終わってくれて良かった…2018/09/05