内容説明
数奇な運命をたどった岡本太郎の大壁画“明日の神話”の全記録!半世紀にわたる奇跡のドラマがこの1冊に!
目次
Prologue “明日の神話”という奇跡(メキシコに大壁画を描く(岡本太郎))
1 誕生の裏側(“明日の神話”誕生秘話(岡本敏子)
「岡本先生は何も言わず黙って筆を取るんです」(竹田鎭三郎))
2 再生への道(“明日の神話”という奇跡)
3 街に溶け込む存在として(“明日の神話”と走った20年(吉村絵美留)
“明日の神話”1967‐2023
岡本太郎の歩み
主なパブリックアート)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
156
『明日の神話』を観ると、正に「芸術は爆発だあ!」と言う感じがします。 https://koyokan.co.jp/product/%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%AE%E7%A5%9E%E8%A9%B1-1967-2023%E5%B9%B3%E9%87%8E%E6%9A%81%E8%87%A3%E7%B7%A8%E8%91%97/2023/11/02
kaz
2
何気なく通り過ぎているのが申し訳ないような気がしてきた。図書館の内容紹介は『1960年代後半にメキシコで描かれてから今日まで、岡本太郎の壁画「明日の神話」が辿った半世紀にわたる数奇な運命を、詳細な記録・写真とともにビジュアルで解説。多彩な角度から岡本太郎最高傑作の全貌とその意味に迫る』。 2024/03/14
う
1
『明日の神話』の発見から制作のビハインド、日本移送プロジェクトから修復までが網羅。興味深い点。『明日の神話』はあまりにも巨大。最も安牌な航空便は不可。しぶしぶ船便を選んだけど潮風や赤道直下の日差しが危険。そこで決断、劣化した亀裂に沿って作品を切断しコンテナサイズに解体。メキシコと日本の死生観や倫理観の違い。髑髏かついで市中を練り歩く「死者の日」。股を開いた女を担いだ人々のどんちゃん騒ぎの様子を教会に描かせた政府!だから原爆を描いた『明日の神話』は、ホテルのエントランスに飾ることも余裕(実現はしなかった)。2025/06/08