内容説明
年をとればだれもがぶちあたる「病気の壁」。たのしい老後になるのか、つらい老後になるのかは病気次第だったりします。本書では「病気の壁」をらくらくのりこえる方法を名医が指南します!
目次
はじめに 病気はこわくない、壁を超える。
第1章 病気の壁―「病気」は誰も避けられない。ではどうする?
第2章 うつの壁―「うつ」はこうして増殖していく
第3章 医者選びの壁―「医者」選びを間違えれば早死にする
第4章 健康診断の壁―「健康診断」が病気をつくる
第5章 健康寿命の壁―「健康寿命」をのばす効果的な方法
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって、高齢者医療の現場に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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harumi
2
和田秀樹さんの本は何冊か読みましたがどれも不思議と読むと元気が出ます。医者や薬に頼りすぎるな、情報は自ら集めて勉強して情報弱者にはなるな、うつ病にだけはならないように上手くストレスと付き合え、あとは自分の心地よさに従って好きなように生きていっていいですよ、と言われているように感じます。近づいてくる老年期への漠然とした不安を感じたときにこの本を手に取れば勇気が出るのではと思います。2023/11/07
yuko
1
私の周りで病気になる人が増えてきた。鍛えても摂生しても、努力で克服できないものがあることをしみじみ感じる。自身の身体の声を聴く大切さも分かるようになってきた。本書には、病気の捉えかた、病院や医師の選び方、健康診断や薬、食生活についての著者の考え方が記されている。中でも「完治を目指すな」という言葉が心に響いた。数値は大切だけど、標準値には戻らないものもある。大切なのは数値だけに一喜一憂することなく、日々の生活が保たれ、心の安定が保たれること。身体の声に耳を傾けながら、様々な知識やアドバイスをいただきながら。2023/07/31
kaz
0
2023年7月15日初版。主に高齢者の病気やうつが論旨の中心。個々の要素は、著者の従来の主張の繰り返しで新味は無い。図書館の内容紹介は『年をとればだれもがぶちあたる「病気の壁」と、どう向き合えばよいか。病気のとらえかた、病院や医師の選びかた、健康診断や薬、食生活など、「病気の壁」をらくらくのりこえる方法を指南』。 2024/01/17
神谷孝信
0
医師や薬に頼り切るのでは無く、自分の生きる考え方をしっかり保つ教え。42023/09/15