内容説明
江戸時代、盛岡藩政下で考案・発行された「田山暦」と「盛岡暦」は、文字ではなく絵と記号で表現され、「めくら暦」と呼ばれた。相次ぐ飢饉による被害を少しでも防ぐため、農民向けに発行された「めくら暦」は江戸時代の人々の生活を伝える貴重な記録でもある。その内容を岩手県立博物館在勤中から研究を重ねてきた著者が、わかりやすく解説。
目次
1 「めくら暦」を読む
2 田山暦
3 盛岡暦
4 東北大学附属図書館所蔵の「めくら暦」
5 現代の人の目に映った「めくら暦」
6 南部の私大
著者等紹介
工藤紘一[クドウコウイチ]
昭和17年生まれ。昭和39年、国学院大学文学部史学科卒業、その後、社会科教員として岩手県内の5高校に勤務。岩手県立博物館へはその準備段階も含め2度、14年間勤務、民俗分野担当、平成14年定年退職
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