内容説明
本書は、「一実九虚」の面白さ・不可解さに着目し、『演義』をはじめとする三国志小説が、いかにうまく「虚」を描いているかに重点を置いています。
目次
劉備は本当に漢室の一族だったか?
桃園結義に至るいきさつは?
劉備は盧植門下の優等生だった?
劉備の黄巾軍との戦いぶりは?
張飛はなぜ監察官を殴ったのか?〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水無月十六(ニール・フィレル)
3
三国志演義、秘本三国志、吉川三国志、柴錬三国志といった、いわゆる小説としての三国志を、時折正史の話も交えて書いた本。関羽を殺したのは孔明か?とか、貂蝉は関羽の妻になったのか?など、本編をよく知らない私にとってはなかなか興味深い謎のタイトルが並んでいた。出版の光栄カルトクラブは、あの無双シリーズのコーエーなのだろうか?全体としてはふりがながなくて読めない人名とかもあったり、文の運びがあまり面白くない。三国志本編に名前しか出てこない人物を雑魚と呼んでいたのは少し面白かった。2014/12/22
アーキー
0
★★★☆☆ 702017/06/28