内容説明
舞台は1900年代初頭のパリ。孤児院から逃げだしたマックスは、通行人の財布を盗んで小さな仲間たちと暮らしていた。警察から追われるマックスは、デジレの発案で、閉店した小さな本屋に逃げこむ。だが、無人と思われていた本屋には、なにやら人の気配が…。一方、通りの向かいには、客の好みなどおかまいなしに売りたい本を押し売りする大書店が出現。小さな本屋・デュポン書店の運命はいかに?!小さな本屋をまもるためマックスとデジレの大作戦がはじまる!本は、夢を実現させるのに役だつ!小学3・4年から。
著者等紹介
アルティエーリ,ファブリーツィオ[アルティエーリ,ファブリーツィオ] [Altieri,Fabrizio]
1965年、イタリア・トスカーナ州の都市ピサに生まれる。エンジニア、工業高等技術専門学校の講師を経て作家に。2006年より子ども向けに書くようになり、これまでに多くの作品を出版している。ナチスの手から逃れるためダウン症の妹をつれて連合軍が駐屯するピサを目指して旅するようすを描いた『Ridere come gli uomini(男たちのように笑う)』(2018年、未邦訳)が、2019年IBBYバリアフリー児童図書に選ばれた。本書は、著者の初の邦訳作品になる
ペトラッツィ,クラウディア[ペトラッツィ,クラウディア] [Petrazzi,Claudia]
1985年、イタリア・トスカーナ州のアレッツォ県に生まれる。大学で舞台美術を学んだあと、ミラノのスタジオ・ユサキで、クレイアニメのアニメーターとして働くと同時に、子どもむけの本のイラストを描きはじめる。現在イラストレーター・漫画家として活動している
よしとみあや[ヨシトミアヤ]
イタリア語講師・翻訳者。大阪外国語大学大学院イタリア語学専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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