YA!STAND UP<br> 1945、鉄原(チョロン)

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YA!STAND UP
1945、鉄原(チョロン)

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  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784877144760
  • NDC分類 K929
  • Cコード C8097

出版社内容情報

1945年8月、日本の植民地支配から解放された朝鮮半島の真ん中にある街・鉄原で、若者たちの夢が走りだす!韓国YA小説の傑作。1945年8月15日、日本からの解放の日、朝鮮半島で人びとはなにを夢見ただろうか――。
朝鮮半島のほぼ中央に位置する街・鉄原(チョロン)。解放直後の混乱のなか、旧親日派勢力による不穏な事件が次々と起こり、街に動揺がひろがる。そんななか、事件の真相を探るために3人の若者が38度線を越えて京城(現ソウル)へと向かうが……。
同じ民族であっても、年齢や信念、階級によってそれぞれに「解放」がもたらす意味は異なった。
大地主のぼっちゃんながら身分のへだてのない世界を夢見る基秀(キス)、自分の父親を殺した地主の家で小間使いをしてきた敬愛(キョンエ)、京城へ行って自分を取り戻そうとする気高い両班(ヤンバン)家の娘・恩恵(ウネ)、奴婢(ぬひ)出身の越境屋・斎英(チェヨン)など、個性豊かな若者たちの夢が「解放」と同時に走りだす。
しかし、朝鮮半島を南北へと引き裂く大きな力が、彼らの運命を決してゆく。自分だけではどうにもならないきびしい状況に傷つきながらも、夢をあきらめない主人公たち。歴史の流れが冷徹な悲劇をもたらすが、それでも彼らの姿は希望の光の中にある。
韓国の実力派作家による、深く静かな感動を呼ぶYA小説の傑作長篇!【対象:中学生?大人まで】装丁:桂川 潤

1945
1946
1947
  *
作者あとがき
日本の読者へ
解説(仲村修)

イ ヒョン(以玄)[イヒョン]
著・文・その他

梁 玉順[ヤン オクスン]
翻訳

仲村 修[ナカムラ オサム]
解説

金 明和[キム ミョンファ]
イラスト

内容説明

1945年8月15日、日本の支配からの解放の日、朝鮮半島で人びとはなにを夢見ただろうか―。朝鮮半島のほぼ中央に位置する街・鉄原。解放直後の混乱のなか、不穏な事件が次々と起こり、街に動揺がひろがる。そんななか、事件の真相を探るために3人の若者が38度線を越えて京城(現ソウル)へと向かうが…。大地主のぼっちゃんながら身分のへだてのない世界を夢見る基秀、父親を殺した地主の家で小間使いをしてきた敬愛、何としても京城へ行って自分を取りもどそうとする両班家の娘・恩恵、奴婢出身の越境屋・斎英など、個性豊かな若者たちがそれぞれの夢を追って動きはじめる。韓国の実力派作家によるYA小説の傑作!

著者等紹介

イヒョン[イヒョン]
以玄。1970年、韓国・釜山市生まれ。ソウル在住。2004年第10回全泰壱文学賞小説部門受賞を機に作家活動を始める。2006年童話「ジャージャー麺がのびちゃうよ!」で第13回チャンビ(創批)「すぐれた子どもの本」原稿公募大賞、2012年童話『ロボットの星』(SF)で第2回昌原児童文学賞を受賞

梁玉順[ヤンオクスン]
1945年、大阪市生まれ。在日コリアン2世。オリニほんやく会会員。1968年法政大学社会学部卒業。日本企業への就職をへて、フリーの編集者、翻訳者。96年ソウルの延世大学語学堂で学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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星落秋風五丈原

26
日本が負けた日から始まる。日本にとって忘れられない日は朝鮮にとっても忘れられない日だった。そのはずなのに、アメリカと中国・ソ連の代理戦争の場にされてしまう悲しき半島。登場人物それぞれの立ち位置がくっきりとわかれていていい。2018/09/04

コウみん

3
植民時代が終わり、朝鮮半島は冷戦により38線の二つになった。 あの時の鉄原は北朝鮮の社会主義的になっていた。 時代別にストーリーが進行し、まるで「土地」みたいな感じだった。 夢が違う若者たちの話で二つの国になった朝鮮半島の気持ちを見せている。2022/05/06

ミネチュ

3
タイトルは「1945年の鉄原」という意味。鉄原とは、韓国江原道の鉄原。実際は1945年~1947年の鉄原が舞台。 鉄原は現在は大韓民国ですが、38度線よりやや北にありますので、1945年の光復/開放直後には「北」に属していました。 その「北」の街でどのように共産化していったのか、どんな反発があったのか、庶民はどう思ったのか、地主はどうしたのかなどが描かれています。 「1945年の鉄原」ということで期待して読んだのですが、その期待に十分応えてくれる小説でした。2018/05/20

HISA

2
☆☆題材としては、あまり読んだことのない日本の敗戦後の朝鮮半島が舞台で興味深く読みました。民衆もあまりに虐げられると、富の再分配、共産化に傾倒してしまうのですかね。最後はちょっとサスペンスっぽくなりすぎて、上滑りした感があり、テーマや人物描写が深いだけに残念でした。理想に燃えて建国された北朝鮮が今や恐ろしい独裁国家。悲しいです。北朝鮮ものでは「ソンジュの見た星」がとてもよかったです。2021/09/11

かきくい

2
鉄原という38度線より北に位置する街が舞台。日本の植民地支配から解放された朝鮮半島の混乱が15歳の少女キョンエを中心に描かれている。南北朝鮮が良い方向に向かっている今、なぜ分断されたのかを考えるきっかけになる本だと感じた。フィクションではありながら、細部には実際のできごとをもとに書かれている部分もありYAから大人までオススメの一冊だと感じる。2018/10/01

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