内容説明
韓国・軍事政権下の民主化運動とメディア。朴正煕‐全斗煥と続く軍事政権下、韓国の学生・市民はいかにたたかい、韓・日のジャーナリズムはどう伝え、支えたのか。
目次
第1章 『東亜日報』が伝えたこと(維新体制のはじまり;「白紙広告」の戦い;3・1民主救国宣言;光州事件;民衆革命の時代へ)
第2章 「韓国からの通信」が伝えたこと(批判と拒絶;殉教の時代;希望の底流;誰が来る春を止められそう;時代の闇を超えて)
第3章 『朝日新聞』が伝えたこと(維新体制をながめる憂いの眼;金大中拉致事件と日韓関係;政治的弾圧に対する国際的批判;深まる憎悪と分裂;吹きはじめた自由の嵐)
著者等紹介
池明観[チミョンクワン]
1924年平安北道定州(現北朝鮮)生まれ。ソウル大学で宗教哲学を専攻。朴正煕政権下で言論面から独裁に抵抗した月刊誌『思想界』編集主幹をつとめた。1972年来日。74年から東京女子大学客員教授、その後同大現代文化学部教授(86~93年)。93年に韓国に帰国し、翰林大学日本学研究所所長をつとめる。98年から金大中政権の下で韓日文化交流の礎を築く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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