内容説明
放射能に終わりはないということを肝に銘じて生きていくしかない。農をつづけながら会津・喜多方に生きる一人の俳人による「定点観測」記。フクシマから中央の俳壇を射抜く俳句と俳句評論を併録する。
目次
1 農に入る年―フクシマのはじまり
2 雪を耕す―30句3・11以後(1)
3 フクシマを生きる―会津・喜多方にて(フクシマを生きる;農をつづけながら…フクシマにて)
4 極私的関心事としての震災後俳句(長谷川櫂;二つの座談会の発言をめぐって;筑紫磐井;平敷武蕉・角川春樹;高野ムツオ)
5 空を脱く―45句3・11以後(2)
著者等紹介
五十嵐進[イガラシススム]
1949年喜多方市生まれ。福島県立高校教員(国語科)として38年勤務。2010年退職。主宰句誌「琴座(リラザ)」、歌誌「玲瓏」で修業。現在、句誌「らん」に構成員として俳句作品・小文を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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