内容説明
ジャーナリストから広島市長へ。8・6広島平和宣言において、初めて日本のアジアへの加害の歴史に言及するなど、志操を貫いた著者が、原点・ヒロシマから問い続ける。核の時代をいかに生きるか―。
目次
第1部 メディアの世界で(衰弱する言論;“書き屋”の弁;唯一の一面コラム ほか)
第2部 朝鮮半島へのまなざし(韓国の被爆者たち;私の“朝鮮体験”)
第3部 原爆・平和をめぐって(原水禁運動の混乱と後遺症;分裂と主導権争い―一九六一年の平和運動;一九六二年・平和理論の課題 ほか)
著者等紹介
平岡敬[ヒラオカタカシ]
1927年大阪市生まれ。広島県出身。早稲田大学第一文学部卒業後、1952年中國新聞社入社。同社編集局長、中国放送社長などを経て、1991年より広島市長を2期8年務める。現在、中国・地域づくり交流会会長。旧ソ連の核実験による被曝者の救援活動やカンボジアに「ひろしまハウス」を建設するなど、NGO活動を精力的に続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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