内容説明
他者の自由をよろこび、不幸を感じとるこころ。それこそ文学の根底における優しさでしょう。(「文学伝習所趣意書」より)。エッセイ25篇収録。
目次
人間の生きる条件―戦後転向と統一戦線の問題
グリゴーリー的親友
ある勤皇少年のこと
わたしのなかの『長靴島』
フォークナーの技巧
私はなぜ小説を書くか
芸術の質について―新日本文学会第十一回大会における問題提起
作家はいま何を書くべきか
『妊婦たちの明日』の現実
アメリカ帝国主義批判―ソウルにいる友への手紙〔ほか〕
著者等紹介
井上光晴[イノウエミツハル]
(1926年5月~1992年5月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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