目次
桃
おにに
「本当の事なんて言える訳がない」―北のファンタジエン
華（姉妹）
しあわせの丘
巴旦杏
わたしは知らない
声
ロシアの薔薇
雛
心霊
橋〔ほか〕
著者等紹介
宮尾節子［ミヤオセツコ］
高知県に生まれる。第１０回現代詩ラ・メール新人賞受賞（１９９３年）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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sachi_0211
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社会的問題も詩に結実させている力量が凄い。社会的問題を平板に捉えるだけでは詩にするのは難しく、複雑に捉えるとまとまりを欠いたり、バランスを失ってしまうからだ。他、子供の世界や恋愛、青春など、人生をテーマにしていて、胸に迫ってくる。難解で意味不明なことはなく、確かな温度と血の流れる、読む者の心を問う作品集である。昇華核を持って生まれた方の水（無いと雨になる）として生きる者、砂漠に咲く一本の薔薇とは…。2017/06/12
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