内容説明
恩師、父母や幼い妹、病に倒れあるいは戦場や山で逝った親しい友人知人…著者が想い寄せてきた忘れ得ぬ人びとへ心をこめて送る、深い哀悼と尊敬、暖かい友情に溢れたレクイエム四十篇。
目次
渡辺衛―死の用意が常にできていた高校教師
知里真志保―アイヌ民族の苦悩と栄光の生涯
曽我富士男―若くして急死した友へ
本多勝策―父の通夜
宮沢芳重―お地蔵さんになった日雇い労働者
加納一郎―極地探検の研究と煽動の生涯
高野功―「人民軍」同士の不当な戦場に死す
宮本常一―庄屋の台所の五〇個のハンコ
脇坂誠―精悍なハニカミ屋との激論の日々
小林秀雄―故郷と文化と民族を考えさせた詩人〔ほか〕
著者等紹介
本多勝一[ホンダカツイチ]
1931年、信州・伊那谷生まれ。ジャーナリスト。現在『週刊金曜日』編集委員
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