内容説明
中学生をもつ親たちへ。「新・中学校読本」の誕生。イジメ、ブカツ、受験…多感な年頃に中学生はさまざまな試練に出逢います。その傷つきやすく揺れる心をどう受けとめ、対処していったらいいか。こどもたちと親の声にじっと耳を傾けてきたベテラン現役教員が、教育現場の矛盾を見据えつつ、知恵とユーモアと愛情をもって綴った、知られざる中学校(生)の現在。
目次
センセーといわれるほどのバカだなあ
一杯の気分で一本なめていく
見ているとやる気も失せる背中なり
何もかも背負って弁慶よろめきぬ
ばあさまは孫をとったと部をうらみ
このおれが立ち直らせたはいわぬもの
ウッソーッ、ベツニーッ、それで電話を1時間
信心のない念仏の騒がしさ
母子平穏ここにも塾のありがたさ
おたがいに家族元気で留守がいい〔ほか〕